誠実な対応をしているアエルは街金の商売はストップしている

貸金業法に違反するなどの行為もあったのだけれども、一般顧客からは誠実な対応として非常に支持を受けていたアエルという貸金業者があります。かなり歴史は古く、1980年代から商売を始めたと言われています。そして紆余曲折を経ながら、アエルという名前に変更して全国展開を行うようになりました。中小零細の金融業者を合併して、自動契約機も全国に展開するほどの大きな貸金業者になったのですが、貸金業法違反の容疑で全国の支店・営業所に警察ががさ入れに入ったこともあり、業務停止命令も受けたのです。この頃からアエルの経営は不安定になり、その後の貸金業法の改正によって利率を制限されることになり、さらに過払い金請求が多くなったので、倒産することになりました。

これはアエルの例を取り上げましたが、このような街金というのは実はアエル以外にもたくさんあるのです。中小零細の街金からアエルのような全国展開をしていた街金まで、法律改正によってダメージを受けました。そして多くが倒産することになったのです。倒産したアエルと同じように、多くの街金業者は実は今でも事務所を構えていて営業をしているのです。もちろん倒産してしまったので、街金としての営業ではないのですが、過払い金請求に対応するための営業です。それだけのために事務所を残しているわけです。これはアエル以外の街金にも多く見られ、倒産したにもかかわらず過払い金請求のための窓口だけを残している金融業者は多数存在しています。

確かにアエルは非常に多くの裁判などに巻き込まれており、貸金業法違反などをしていたとされているのですけれども、全国展開するだけ会って多くの利用者がいました。そして多くの利用者が誠実な対応をしてもらったと未だに口コミに書いていたりします。それだけ多くのファンが存在したということでしょう。もし法律が改正されずに過払い金請求などが出来なかったら、きっとアエルは未だに存在し続けたでしょう。そして多くの人が利用する街金として全国で更に有名になっていたのではないでしょうか。