過払い金請求だけのために存在している貸金業者は多数存在する

現在街金業者は二つにわかれていると言われています。いわゆる一般的な街金とヤミ金のような違法なところという分け方がひとつありますが、もう一つが街金として貸金業をしているところと、街金にも関わらず貸金業をすでにやっていないところの二つに分かれることができるのです。これはあるりゆうから街金としての商売はやめているけれども、まだ事務所だけ置いているところがあるのです。

どうしてこのような街金があるかといえば過払い金請求が大きく関わっています。街金の多くが過払い金請求を起こされていて、その返済に追われているのです。多くの業者は裁判をして少しでも支払う額を減らそうと頑張っているのですが、そのために事業所を残しておかないといけないのです。現在の厳しい金利の制限によって儲からなくなったというところも多く、そういうところはすでに商売をやめているのですが、だからといって過払い金請求を起こされてしまったらすぐに事務所をたたむことは出来ないのです。支払いが終わるまでは事務所を存続しておかないといけないので、支払いのためだけに事務所を存続させているところがあるのです。

消費者金融や大手のカードローンなどはまた少し話が違っていて、倒産してしまったところもありますが、ほとんどが銀行のような大きな会社の傘下に入って、そこで過払い金請求を全て支払った上で新しく商売を始めることができているのです。とは言え銀行系ローンになれるような大手の街金などは一部だけですから、ほとんどが援助を受けることが出来ずにほそぼそと裁判や支払いを続けているという状況なのです。

その点現在でも過払い金請求を受けつつ貸金の商売を続けているところというのは非常に信頼ができるところであるという考え方もできます。たくさんのお金を持っているし、支払いに関しても誠実な対応をしてくれるという考え方ができるからです。街金を利用するなら長く営業をしていて、しかも今でも過払い金の支払いをしつつ、営業を続けているところが一番信用がおける街金といえるのかもしれません。