昔から長く経営していたスタッフィもすでになくなっている

栄枯盛衰という言葉をご存知でしょうか。何事もずっと栄えたままの状況なんてありえない、必ずどこかで衰退する時がやってくるという意味です。平家物語で諸行無常の響きあり、という有名な一節があるのですが、この時もまさに平家の栄華というものが一生続くものではないというのを表しているのです。

平家物語が書かれたのは1000年も前の話ではありますが、この時の考え方というのは未だに通用するものがあります。おそらくいつまでもこの考え方というのは変わらないのでしょう。人間、必ずどこかでいい時があれば悪い時があるというのは不変のものだと思います。それをスタッフィなどの街金も表しているように思います。

スタッフィというと少し前まで営業を続けていた街金業者なんですけれどもすでに営業を停止しています。CMもやっていたくらいですから、スタッフィの名前を知らない人のほうが少ないかもしれません。スポーツ新聞などにも広告を出していて、かなり経営状態も良かったのですがそれでも他の街金と同じように潰れてしまいました。影響が大きかったのは法律の改正のようです。これによって多くの街金が潰れてしまいましたが、有名なスタッフィも耐え切れなかったというわけです。

今では新規の貸出などをしていないので、もう名前だけが残っていてインターネットで探してもホームページすらも見つかりません。そしてこのスタッフィの名前を使って営業をかけてくる闇金業者もいるようなので、それだけは注意をしておいたほうがいいでしょう。こういった有名な名前の街金業者というのは、必ずヤミ金によって利用されるところがありますから。

今やこういったスタッフィのような有名な街金もほとんどなくなっています。有名な消費者金融は名前だけ残っていて、結局は銀行系カードローンになってしまったところもたくさんあります。独立してやっていたのでは体力が続かないで倒産してしまうので、大企業に助けを求めた形になっているのです。まさに街金業者というのは諸行無常の響きあり、栄枯盛衰を表しているなぁというのがわかります。